二畳台の製作その3

少し間が空いてしまいましたが、この前の続きです。

二畳台の土台の部分は今日、紹介するところまでで完成します。

それでは、順番に紹介していきます。


前回は土台を2つ作るところまで紹介しました。







今回は、2つの土台の裏と裏をあわせて下の写真のような状態にします。







このときに、2つの土台がきちんと垂直に合わさっているか確認し、土台の高さも紋縁がうまく収まるように調整します。

もし、高さが足りない場合は、部分的にござを入れたりして寸法を合わせていきます。

調整が終わったら、2つの土台を縫って、糸を締めます。


次は、あらかじめ作っておいた柱をもってきて、土台の間に立てていきます。

この時に、柱を固定するために、穴の開いている部分に糸を通し、土台に縫いつけないといけません。






柱を立て終わったら、仕上げにイガラを板の手前に入れていきます。

イガラは、畳表の完成品を分解して、い草のような状態にしたものです。







イガラを縫い付けるときには、この前紹介した曲がった針の大きい方を使うとスムーズに作業を進めることができます。





この作業を表と裏の両方にして、土台が完成となります。