二畳台の製作その4
今日から二畳台の仕上げを紹介していきます。
まずは、紋縁を用意するところから
今回は、大紋を使用しています。
紋縁を切ったら、畳表も仕上がりの寸法に合わせて切り、縁を付けていきます。
二畳台を製作する際は、からくりも定規がきっちり通るように丁寧に仕上げないといけません。
からくりとは、畳表のたて糸を結んでいく作業で、かがりともいいます。
二畳台に限らず、からくりをする場合は、結んだ糸が外れないようにしっかりと結び、定規に当ててもずれが出ないように心がけます。
下の写真が実際にからくりをやっている様子を撮影したものです。
縁を付け終わったら、土台と畳表を合わせて紋や寸法が合っているか確認します。
次は、紋縁の端の部分を土台の角に縫いつけていきます。
それが終われば、畳表の部分を下に向けて、写真のように、縁を土台に縫いつけていきます。
この後に必要であれば、畳を持ち運びしやすいように、二畳台の裏の部分にひもを付けます。
次のブログでは、二畳台の表の部分と最後の仕上げを紹介します。