四方縁の二畳台その2

だいぶ間が空いて久々の更新になります。

画像編集ソフトは使えるようになったんですが、いくつかの写真のアップロードがうまくいかないので、今回は簡単に製作過程を説明していきます。

前回は二畳台の裏の部分を作っんですが、次は裏の部分を土台に縫い付けていきます。

基本的には二方縁のときのような感じで縫います。

縫い終わったら、二畳台の表の部分を作ります。

この作業は、後日、二畳台を製作したときに写真を撮りなおして載せようと思います。

後は二方縁と同じように曲がった針を使い、細かく縫っていきます。



完成した写真はこちらです。






完成した四方縁を二方縁と並べてみました。







今回、写真を載せることが出来なかったところは、また二畳台を作ったときに紹介します。(アップロードがうまくいったら今回撮っていた写真を載せます)

今後は、手縫いの板入れ畳の製作などを紹介していくつもりです。

またしばらく

先月末にパソコンが壊れてしまったので、新しいパソコンを買うことになりました。

今までは、windows xpを使っていましたが、次からはwindows 7に移行するために今まで使用していた画像編集ソフトが使えなくなる可能性があるので、またしばらくブログの更新が止まると思います。(このブログは写真がないと成り立たないと思いますので)

できるだけ早く再開できるようにしますので、しばらくお待ちください。

四方縁の二畳台その1

今回からは四方縁の製作過程を紹介していきます。

四方縁の場合も土台から作るのですが、これは二方縁のときと変わりません。





土台作りが終わったら、畳表を寸法に合わせて切ります。

四方縁も表と裏の2枚の畳表を用意します。

しかし、四方縁は、二方縁と縁の付け方が違うので注意しないといけません。



縁を付けるときには「カマチ」からです。(下の写真を参照)





次に「幅」の部分に縁を付けます。







四方に縁を縫いつけた後は、スミの部分をきれいに合わせて小さい曲がり針で縫います。








今回、紹介したのは二畳台の裏の部分です。

次回は、今回作ったものを土台に付ける作業から紹介していきます。

二畳台の製作その5

今日で二畳台の二方縁の紹介は終わりです。

まずはこの前の続きのところから紹介していきます。

今回は二畳台の表の部分を作るところからです。

前回は裏の部分を作りましたが、表の部分を作る場合は、ござを長めに切ったり、縁を付けたときに返し縫いをしたりと少し作り方が違います。














縁付けが終わったら、一度、表の部分のござを土台に乗せてみて、紋が合っているか確認します。







この後は、ござを張り、裏に返してカマチの部分を縫います。







カマチを両方縫ったら、紋の側面を小さい曲がった針で縫っていきます。









縫い終われば完成です。









先日、二畳台の四方縁も製作したので、また製作過程を紹介していこうと思ってます。

二畳台の製作その4

今日から二畳台の仕上げを紹介していきます。

まずは、紋縁を用意するところから




今回は、大紋を使用しています。


紋縁を切ったら、畳表も仕上がりの寸法に合わせて切り、縁を付けていきます。







二畳台を製作する際は、からくりも定規がきっちり通るように丁寧に仕上げないといけません。

からくりとは、畳表のたて糸を結んでいく作業で、かがりともいいます。

二畳台に限らず、からくりをする場合は、結んだ糸が外れないようにしっかりと結び、定規に当ててもずれが出ないように心がけます。


下の写真が実際にからくりをやっている様子を撮影したものです。





縁を付け終わったら、土台と畳表を合わせて紋や寸法が合っているか確認します。





次は、紋縁の端の部分を土台の角に縫いつけていきます。





それが終われば、畳表の部分を下に向けて、写真のように、縁を土台に縫いつけていきます。






この後に必要であれば、畳を持ち運びしやすいように、二畳台の裏の部分にひもを付けます。





次のブログでは、二畳台の表の部分と最後の仕上げを紹介します。

二畳台の製作その3

少し間が空いてしまいましたが、この前の続きです。

二畳台の土台の部分は今日、紹介するところまでで完成します。

それでは、順番に紹介していきます。


前回は土台を2つ作るところまで紹介しました。







今回は、2つの土台の裏と裏をあわせて下の写真のような状態にします。







このときに、2つの土台がきちんと垂直に合わさっているか確認し、土台の高さも紋縁がうまく収まるように調整します。

もし、高さが足りない場合は、部分的にござを入れたりして寸法を合わせていきます。

調整が終わったら、2つの土台を縫って、糸を締めます。


次は、あらかじめ作っておいた柱をもってきて、土台の間に立てていきます。

この時に、柱を固定するために、穴の開いている部分に糸を通し、土台に縫いつけないといけません。






柱を立て終わったら、仕上げにイガラを板の手前に入れていきます。

イガラは、畳表の完成品を分解して、い草のような状態にしたものです。







イガラを縫い付けるときには、この前紹介した曲がった針の大きい方を使うとスムーズに作業を進めることができます。





この作業を表と裏の両方にして、土台が完成となります。