二畳台の製作その2

この前のブログの続きになります。

今日は畳床を切った後に、畳床に板を縫い付ける作業を紹介します。

私は、京都で畳の技術を学んだので、板の縫いつけ方は京都流になります。(下の写真のような縫い方です)

関東式の二畳台の製作方法は見たことがありませんが、おそらく京都や関西の作り方とは、違いがあると思います。







板は全部で4枚縫い付けますが、まずは、固定しておいた2枚の板を縫い付けます。




板を縫い終わったら、畳床を裏返しにして縫った糸を締めます。




糸を締めたら、もう1度、畳床を表に返します。

糸を締めた際に寸法がずれるので、ずれた分は修正します。

寸法が決まったら、残りの2枚の板を畳床に固定し、先ほどと同じように畳床に縫い付けます。





縫い終わったら、もう1度裏返して糸を締めます。





糸を締めたら、またずれた分の寸法を修正し、畳を製作する際に使う定規を板に当てて通りを確認します。

寸法、板の通りが完璧であれば、土台が1枚完成となります。

二畳台は、土台が2枚必要になるので、1枚目の土台と全く同じものをもう1枚作らなければいけません。





今回は少し長くなりましたので、続きは次のブログに書きます。